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歯を白くしたい方必見!ホワイトニングの種類とメリット・デメリット徹底比較

歯科医院で扱う医療ホワイトニングの3つの主流な種類とそれぞれの特徴

即効性が魅力!プロに任せて短期間で白くする「オフィスホワイトニング」

近年、マスクを外す機会が増えたことや、オンライン会議で自分の顔を見る機会が増えたことにより、「歯の黄ばみをどうにかしたい」「もっと清潔感のある口元にしたい」とホワイトニングを希望する方が急増しています。歯科医院で行う医療ホワイトニングの中でも、最もスタンダードで多くの方に選ばれているのが「オフィスホワイトニング」です。これは、すべての工程を歯科医院内で行い、歯科医師や歯科衛生士といった国家資格を持つプロフェッショナルが施術を担当する治療法です。市販のホワイトニング専用歯磨き粉や、サロン等で行うセルフホワイトニングとは根本的に異なり、医療機関でしか扱うことができない「過酸化水素(かさんかすいそ)」を主成分とした強力な漂白剤を使用することが最大の特徴です。主なメリットは以下の通りです。

  • 1回の施術でも目に見えて歯が白くなるという「即効性」が非常に高い
  • 施術のすべてをプロのスタッフにお任せできるため、手間がかからず安全
  • 結婚式や面接、大切なイベントが直前に迫っているなど、お急ぎの方に最適

オフィスホワイトニングの最大のメリットは、何と言ってもその「即効性」です。歯の表面に高濃度のホワイトニング剤を塗布し、専用の特殊な光(ハロゲンやLEDなど)を照射することで、薬剤を一気に活性化させて歯の内部の色素を強力に分解・漂白します。そのため、個人差はありますが、1回(約1時間〜1時間半程度)の施術だけで、自分でもはっきりとわかるレベルで歯の色を明るくトーンアップさせることが可能です。また、薬剤の準備から塗布、照射、術後のケアに至るまで、すべての工程をプロが行ってくれるため、患者様はリラックスしてチェアに座っているだけで済みます。ご自宅で毎日ケアをする時間を取るのが難しい忙しいビジネスパーソンや、数週間後に結婚式や大切な商談を控えているといった「短期間で結果を出したい方」にとって、非常に満足度の高い選択肢となります。ただし、急激に歯を白く漂白するため、後述する知覚過敏(歯がしみる症状)が出やすかったり、色が元に戻るスピード(後戻り)が比較的早いといったデメリットもあるため、ご自身の目的に合っているか検討が必要です。

自宅でじっくり白さを定着させる「ホームホワイトニング」

歯科医院に何度も通う時間が取れない方や、より自然で長持ちする白さを手に入れたい方にお勧めなのが「ホームホワイトニング」です。この方法は、初回のカウンセリングと専用マウスピース(カスタムトレイ)の作製時のみ歯科医院を受診し、その後はご自宅で患者様ご自身が薬剤を注入したマウスピースを装着して行う治療法です。ホームホワイトニングで使用される薬剤は「過酸化尿素(かさんかにょうそ)」という成分が一般的で、オフィスホワイトニングで使用される過酸化水素に比べて濃度が低く設定されています。そのため、白くなるスピードは緩やかですが、時間をかけてじっくりと歯の内部深くまで薬剤を浸透させることができるという独自のメリットを持っています。

  • 低濃度の薬剤をじっくり浸透させるため、白さが長持ちし色戻りしにくい
  • 自分の好きな時間(就寝前やテレビを見ながらなど)にマイペースに行える
  • オフィスホワイトニングと比較して、歯がしみる(知覚過敏)リスクがやや低い

ホームホワイトニングの大きな強みは、「透明感のある自然な白さが長期間持続する」という点にあります。毎日少しずつ、通常1日2時間程度のマウスピース装着を約2週間〜1ヶ月ほど継続することで、歯の奥深くまでしっかりと漂白成分が浸透します。即効性がない分、目標とする白さに到達するまでには根気が必要ですが、一度白くなれば色戻り(後戻り)しにくく、美しい状態を長期間キープしやすいという特徴があります。また、忙しくてなかなか通院のスケジュールが組めない方でも、帰宅後のお風呂上がりや就寝前のリラックスタイムなど、ご自身のライフスタイルに合わせて好きなタイミングでケアを続けられる手軽さも魅力です。さらに、使用する薬剤の濃度が低いため、オフィスホワイトニングのような急激な刺激がかからず、知覚過敏を起こしにくい傾向があります(※痛みの感じ方には個人差があります)。「時間はかかってもいいから、自分の理想の白さになるまでじっくり取り組みたい」「歯の透明感を重視したい」という方には、ホームホワイトニングが最も適した選択肢と言えるでしょう。

両方のいいとこ取りで理想の白さを長持ちさせる「デュアルホワイトニング」

オフィスホワイトニングとホームホワイトニング、この2つの方法の「良いところ取り」をして、最も高い効果と持続性を引き出すのが「デュアルホワイトニング」と呼ばれる方法です。文字通り、歯科医院で行うプロの施術(オフィス)と、ご自宅で行う日々のケア(ホーム)を並行して進めていきます。芸能人やモデルなど、人前に出るお仕事をされている方や、どうしても短期間で限界まで歯を真っ白にしたいという強い希望をお持ちの方によく選ばれる、言わばホワイトニングの最高峰とも呼べるアプローチです。

  • オフィスホワイトニングの「即効性」とホームの「持続性」を同時に得られる
  • 単独の治療では到達しにくい、より際立った白さ(限界値)まで引き上げることが可能
  • 他の方法よりも色戻りが少なく、長期間にわたって輝く白い歯を維持しやすい

デュアルホワイトニングの最大の魅力は、オフィスホワイトニングによって短期間で一気に歯を白くした直後から、ホームホワイトニングによる持続的なケアを被せることで、それぞれの弱点を見事にカバーし合える点です。オフィスホワイトニングの「色が戻りやすい」という欠点をホームホワイトニングが補い、ホームホワイトニングの「効果が出るまでに時間がかかる」という欠点をオフィスホワイトニングがカバーします。この相乗効果により、単独で施術を行うよりも明らかに一段階明るい、透明感のある際立った白さを手に入れることが期待できます。また、目標の白さに到達した後の色持ちも格段に良く、美しい状態を長く保つことができます。ただし、2つの治療を同時に行うため、当然のことながら費用が最も高額になることや、知覚過敏の症状が強く出るリスクが高まるというデメリットも存在します。「絶対に後悔したくない」「徹底的に美しい口元にこだわりたい」という方にとって、デュアルホワイトニングは投資する価値が十分に高い選択肢と言えます。

ホワイトニングを始める前に知っておくべきデメリットと失敗しないための注意点

施術中・施術後に起こりうる「知覚過敏(歯がしみる)」のリスクと対処法

ホワイトニングは歯を削ることなく白くできる素晴らしい治療法ですが、すべての方にノーリスクで適用できるわけではありません。ホワイトニングを経験した方の多くが直面する最も一般的なデメリットでありトラブルが、「知覚過敏(ちかくかびん)」です。冷たい飲み物を含んだ時や、冷たい風が歯に当たった時に「ズキン!」と鋭い痛みが走る症状です。ホワイトニングの薬剤(過酸化水素や過酸化尿素)は、歯の表面の汚れを分解するだけでなく、歯の表面を保護している「ペリクル」という薄いタンパク質の膜を一時的に剥がしてしまいます。この保護膜がなくなることで、歯の神経(歯髄)に外部からの刺激がダイレクトに伝わりやすくなり、知覚過敏が引き起こされるのです。

  • 施術中や施術後に、冷たいものや風が当たると「キーン」としみるような痛みが出ることがある
  • もともと歯にヒビが入っている方や、歯ぐきが下がって根元が露出している方は痛みが強く出やすい
  • 一過性の症状であり、通常は保護膜が再生する数日(24〜48時間程度)で自然に治まることが多い

知覚過敏の症状の出方には非常に大きな個人差があります。全く何も感じない方もいれば、施術中からズキズキとした強い痛みを感じて途中で中断せざるを得ない方もいらっしゃいます。特に、過去の治療で歯がすり減っている方、無意識の歯ぎしりによってエナメル質に微細な亀裂(マイクロクラック)が入っている方、歯周病などで歯ぐきが退縮し、エナメル質に覆われていない象牙質(ぞうげしつ)が露出している方は、薬剤の刺激を強く受けやすいため注意が必要です。しかし、過度に心配する必要はありません。ホワイトニングによる知覚過敏は一過性のものであり、剥がれたペリクル(保護膜)は唾液の作用によって数日〜数週間で自然に再生し、痛みも次第に落ち着いていきます。歯科医院では、知覚過敏を抑えるためのコーティング剤(知覚過敏抑制剤)を塗布したり、痛みが強い場合には鎮痛剤を処方したりするなどの対策を行ってくれます。ホームホワイトニング中に痛みが強く出た場合は、無理をせずに装着時間を短くしたり、数日間お休みを挟んだりするなどのコントロールを患者様ご自身で行うことが重要です。

ホワイトニングの効果が出ない・白くならない歯(人工歯・変色歯)が存在する

「高いお金を出してホワイトニングをしたのに、思うように白くならなかった」という後悔を防ぐためには、ホワイトニングの薬剤が「すべての歯に対して同じように効くわけではない」という事実を事前に理解しておく必要があります。医療ホワイトニングの漂白成分は、ご自身の天然の歯のエナメル質と象牙質に対してのみ作用します。そのため、お口の中の状態によっては、いくら強い薬剤を使っても白くならない、あるいは白さにムラができてしまい、かえって見栄えが悪くなってしまうケースが存在します。事前にご自身の歯が適応症例かどうかを歯科医師に診断してもらうことが不可欠です。

  • セラミック、プラスチック(レジン)、金属などの「人工の被せ物・詰め物」は一切白くならない
  • 神経を抜いて黒ずんでしまった歯(失活歯)は、通常の表面からのホワイトニングでは効果が薄い
  • 幼少期の抗生物質服用による重度の変色(テトラサイクリン歯)は、完全に白くするのが難しい

過去に虫歯治療で入れたセラミックの被せ物や、コンポジットレジンと呼ばれるプラスチックの詰め物は、人工物であるためホワイトニングの薬剤では全く白くなりません。もし前歯に目立つ詰め物がある状態でホワイトニングを行うと、天然の歯の部分だけが白くなり、人工物の部分との色の落差(コントラスト)が大きくなって、かえって詰め物が悪目立ちしてしまうことになります。このような場合は、ホワイトニングで天然の歯を希望の白さまで引き上げた後で、その白くなった色に合わせて人工の詰め物や被せ物を作り直すという追加の治療と費用が必要になります。また、過去に強い衝撃を受けたり虫歯で神経を抜いたりして(失活歯:しっかつし)、内部から黒ずんでしまっている歯は、表面に薬剤を塗っても白くならないため、歯の裏側に穴を開けて内側から漂白剤を入れる「ウォーキングブリーチ」という特殊な処置が必要になる場合があります。さらに、歯の形成期である幼少期にテトラサイクリン系という抗生物質を服用した副作用によって生じた強い縞模様の変色(テトラサイクリン歯)も、ホワイトニングだけでは劇的な改善が難しく、セラミックの薄い板を貼り付ける「ラミネートベニア」などの代替治療が推奨されることがあります。

一生白さが続くわけではない!色戻り(後戻り)と定期的なメンテナンスの必要性

ホワイトニングを受ける上で、最も心に留めておかなければならない大前提があります。それは、「ホワイトニングの効果は永遠には続かない(一生モノではない)」ということです。髪の毛のカラーリングが時間が経つにつれて色落ちしていくのと同じように、ホワイトニングで白くした歯も、毎日の食事や生活習慣によって必ず少しずつ元の色に戻っていきます。これを歯科用語で「後戻り(色戻り)」と呼びます。保険適用外の高額な自費診療となるため、「一度白くすればずっとそのままだと思っていた」という期待と現実のギャップで後悔しないよう、事前の理解と治療後の継続的な努力が必要です。

  • 一般的にオフィスホワイトニングは3〜6ヶ月、ホームは半年〜1年程度で徐々に色が戻り始める
  • コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレーなどの「色の濃い飲食物」や、タバコ(ヤニ)が後戻りを早める
  • 白さを維持するためには、定期的な再処置(タッチアップ)と専門的なクリーニングが必要不可欠

後戻りが起きる主な原因は、日常生活における「着色汚れ(ステイン)」の蓄積と、加齢に伴う歯の内部(象牙質)の黄ばみです。コーヒー、紅茶、緑茶、赤ワイン、カレー、チョコレートなど、色素の濃い飲食物(ポリフェノールなどを多く含むもの)を頻繁に摂取する方や、喫煙の習慣がある方は、そうでない方に比べて圧倒的に早く色が戻ってしまいます。せっかく手に入れた美しい白さをできるだけ長くキープするためには、着色しやすいものを飲食した後はすぐに水で口をゆすぐ、着色汚れを落としやすい専用の歯磨き粉(ホワイトニング用研磨剤が強すぎないもの)を使用するなどの日々のケアが重要です。そして何より、白さが完全に落ちきってしまう前に、歯科医院で再度軽いホワイトニング(タッチアップ)を行ったり、定期的な専用のクリーニング(PMTC)で表面のステインを除去してもらうといった「継続的なメンテナンス」が必須となります。ホワイトニングは美容室に通うのと同じように、美しさを維持するためのランニングコストがかかる治療であることを理解した上で計画を立てましょう。

まとめ

医療ホワイトニングは、歯を削ることなく笑顔の印象を劇的に明るくできる素晴らしい治療ですが、即効性を求めるなら「オフィス」、持続性を求めるなら「ホーム」、最高の仕上がりを求めるなら「デュアル」と、ご自身のライフスタイルや予算に合わせて適切な方法を選択することが重要です。また、自由診療であるため費用が高額になりやすいこと、知覚過敏のリスクがあること、人工歯は白くならないこと、そして後戻りを防ぐための定期的なメンテナンスが必須であることなど、デメリット面も十分に理解しておく必要があります(※白くなるスピードや到達できる白さ、痛みの程度には個人差があります)。まずは信頼できる歯科医院でカウンセリングを受け、ご自身のお口の状態に最適なホワイトニングプランを相談してみてください。


参考サイト

歯の変色 | 生活習慣病などの情報(e-ヘルスネット) – 厚生労働省
歯の変色・着色 – テーマパーク8020 – 日本歯科医師会
歯のホワイトニングについて | 日本歯科審美学会

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